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先日 FAナショナルチームのコーチであるPete Sturgess氏が選手育成に関しての大きな発表をしました。

32ボールコントロール力を身に着ける期間は5歳~11歳の間であり、その時期を逃してしまうとピンポイントでパスを出す技術は著しく身に付きにくくなると発表しました。

サッカーの本場ヨーロッパの国々でのサッカーアカデミーでは、日本の学校教育と同じように、プロの年代までのトレーニングプランがあり、それに基づき年間のトレーニングプランが組まれ、さらに毎月、毎週の内容が分刻みで作られていきます。
ライセンスを保持するプロのコーチやトレーナーが一丸となって選手育成を10年単位で行っていきます。

33そこにはお父さんコーチが教えてくれるサッカーチームというコンセプトも、突然週末の試合の日程が入ることも、小学生が試合に勝った負けたという話題も一切存在しません。
その代わり、遊び時間も、食べるものも、寝る時間も、全てが細かくチェックされ、疲れていないかどうか、怪我はしていないか、痛みがあるか、など、調べた上でトレーニングが行われます。
JYFAでも簡単な年齢表を保護者の皆さまにハンドブックでご紹介していますが、
精神面、フィットネス面、社会性、技術面、戦略の知識など、項目別で年齢に応じて指導が行われます。
6歳の時に大事なことと、12歳で大事なことは違います。
特に技術面は、日本語にもなっている「ゴールデンエイジ」と呼ばれる期間に技術を磨かないと、ましてやその時期に悪い癖がついてしまうと、修正するだけで何年もかかってしまうのです。

英語と同じです。
6歳の時にアメリカで住めば一年でアメリカ人のように英語が話せてしまうのに、30歳で英語を学び始めると、どうでしょうか? なんとか英語が話せてても、日本語の訛りはまず消すことができません。これがやっかいな癖や習慣というものです。

710歳でアメリカに一年住むことは無理でも、小学生時代、この限られた時間を今しかできない貴重なサッカーのトレーニングに費やすことは簡単です。
「今日はうちの子、3点ゴール決めた!」
「息子のチームは昨日8-0で勝った!」と数字で子どもの成長を図ることより、知識と技術という中身を磨くことに時間とエネルギーを注いでいってほしいと切に願っています。
もしプロになることが目標なら。

JYFAコーチングディレクター 
Peter Kirov
UEFA‘A’ライセンス  
FAアカデミーライセンス
アーセナルサッカースクール ディレクター

The FA Football Education
http://learning.thefa.com/totara/program/view.php?id=90

Pete Sturgess, The FA’s National Coach for players aged 5-11 provides a fascinating insight into what possession may mean for young players in the foundation phase (ages 5-11).
Pete stresses that until young players have mastery of the ball at their feet, then it may be ineffective to start asking them to get their head up to pass the ball.